新入社員の教科書

新入社員の教科書㉖ 家計簿をつけて経営感覚を養おう


家計にも経営感覚が必要な時代

 

会計簿をつける主婦

昭和時代は「給与を呑み代で散財した」とか「宵越しのカネは持たない」ということを武勇伝のように自慢する男性が多かったものです。

しかし現在、こういう考え方は豪放磊落(ごうほうらいらく)というよりも、むしろ自己管理能力の欠けた人として公私ともにマイナス評価をされます。今は会社にぶらさがってさえいれば、老後の人生が保障されるような甘い時代ではありません。

サラリーマンであっても、経営者感覚をもって家計を管理し、キャリア実現のために必要な自己投資を行い、自力で老後のゴールまでたどりつかねばならない厳しい時代です。

ここでは前回の「資金繰り」の補講版として、当サイトオリジナルの「学べる家計簿」を通じて、「家計を経営する」という考え方をご紹介したいと思います。

<家計簿ダウンロードについて>
・この家計簿は誰でも無料でお使い頂けます。
・たくさんの人に使って頂きたいので、難しい数式は使用していません。
・シートには保護をかけていますが、解除するパスワードは全て「777」です。
・計算式などはチェック済ですが、万が一不具合があった場合はご容赦下さい。
・また家計の管理は自己責任でお願いいたします。

ダウンロード学べる家計簿

 

学べる家計簿のトリセツ

 

経理マン

資金収支計画の立案

「学べる家計簿」はエクセルファイルで作成しており、1シートを1か月分として12か月分を1セットにまとめました。

1つのシートは「資金収支管理表(月度前半)」「資金収支管理表(月度後半)」「現金預金実査の照合表」の3パートから構成されています。

資金収支管理表(月度前半)

これは「資金収支管理表(月度前半)」です。

タテ軸に「収入」と「支出」の項目があり、さらに「現金預金」と「株式投資」に分かれています。(株式投資欄は必要に応じて項目名を変更してください)

ヨコ軸は月度前半(1日~15日)の入出金を毎日記帳するようになっています。

事前の計画値をしっかり入力できているなら、記帳作業は5日ごとで充分です。

 
 

資金収支管理表(月度後半)

次に「資金収支管理表(月度後半)」です。月度後半(16日~月末)の入出金を記帳します。(様式は月度前半と同じです)

なお「資金収支管理表」の右端には費目ごとに小計を設けてあります。半月ごとに費用の小計を集計し、過去の金額と比較することで支出の傾向を把握できます。

そのすぐ下に「月末残高」を月別に比較できるように集計欄を設けました。これは年間を通して、月ごとの損益をチェックするためのものです。

 

現金預金実査の照合表

三段目の「現金預金実査の照合表」は、「帳簿残高(家計簿の残高)」と「実残高(現金+預金残高)」を定期的に照合するためのチェック欄です。

照合の基本は実残高を確定させ、それに帳簿残高を合わせます。

 

現金預金実査の方法

実残高と帳簿残高が一致しない場合は、「入出金の記帳モレ」か、「実残高の集計ミス」が原因です。(レシート類は残高が一致するまで破棄しないでおきましょう)

どうしても一致しない場合は、実残高に帳簿残高を合わせます。

実残高が多ければ、剰余額を帳簿の「副業収入」欄に、少なければ不足額を「雑損」欄に記帳して残高を一致させてください。

 

現金預金の管理

前月繰越残高の記帳

ここから具体的な記帳方法を解説してゆきます。

はじめに1月の「前月繰越残高」セルに、家計簿の利用開始時点の現金預金残高を入力してください。(2月以降は前月の繰越残高が自動転記されます)

もし株式投資等を行っているのであれば、証券会社の取引口座の残高も入力しておきましょう。

 

収支予定額の入力

「学べる家計簿」の最大のポイントは、高度な表計算機能ではなくて、家計簿の使い方そのものにあります。

通常の家計簿は入出金の実績を記録するものですが、「学べる家計簿」は会社の資金繰り同様に、事前に向こう数か月分の入出金予定を入力して資金計画を組んでしまうことです。

入金予定額は、すでに給料日が決まっていますし、職種によっては月ごとの繁閑パターンもわかるので、おおよその手取り額も、だいたい予想がつきます。

また支出予定額については、家賃や水道光熱費の口座引落日や、クレジットカードの決済日が決まっていますので、こちらもほとんどの予定額を設定することが可能でしょう。

このようにして数か月先の家計の見通しを立てることで、意識的に収支をコントロールする動機が働き、結果的にお金が貯まる…という仕組みになっています。

収支計画を立てる際は、入金は少なめに、出金は多めに見積もることが基本です(保守主義の原則)。

 
 

投資資金の管理

株式投資を行っている方は、この欄に運用資金の残高と入出金を記帳してください。

ただしこの欄はあくまでも売買後の確定損益や、配当の入金額を記帳するものであり、日々の株価を入力する必要はありません。

ネット証券を利用している場合、株価変動による運用資金の増減は、取引口座資産残高メニューで確認できます。

 
 

固定支出を把握しておこう

新社会人になって独り暮らしを始めた人が多いと思いますが、家賃や水道光熱費などの固定的な支出は一覧表にして支払い条件を整理しておきましょう。


「学べる家計簿」は単純な作りですので、毎月の支払が定額であれば、この表と各月のシートをリンクさせてもよいと思います。

 

カード決済額のチェック

公共料金をカード決済にしていたり、アマゾンや楽天を頻繁に利用する人は、クレジットカードの引き落とし予定額も把握しておいた方がよいでしょう。

公共料金やインターネット料金の場合、業者の請求時期にカードの決済日を加味しなければなりませんので、下図のように整理すると便利です。

カード利用額が少ない人は、家計簿のカード決済日にとりあえず多めに決済予定額を入力しておき、カード会社から利用明細が届いた時点で確定額を記帳すればよいと思います。

 

お金を貯めるルール

 

資産運用に成功した男性社員

お金の動き方を知る

なぜか日本の学校教育ではお金と法律についてあまり教えませんが、社会を生きてゆくためには、お金と法律の知識は不可欠です。

よってこのシリーズでは、お金の基礎知識についてしっかりと解説しますが、まずはお金がどのように世の中を流通しているのか、しっかり理解しましょう。

 

収入と支出を把握する

資金繰りの鉄則は、収入と支出の金額と時期を正確に把握しておくことです。

これは家計においても同じことで、収入と支出を把握できていなければ、将来の見通しも立てられませんし、見通しが立たないということは収支のコントロールもできません。

 

投資感覚を持ってお金をつかう

お金には「お金を大事に扱ってくれる人のところに集まる」習性があります。

「お金を大事に扱う」というのは、お金を生むことに対してお金を使う、つまり投資感覚を持つということであり、「お金を生かす」ということでもあります。

逆に価値を生まないことばかりにお金を使う人のところからは、お金は去ってゆきます。

 

時間を味方につける

貯蓄にせよ投資にせよ、積極的に資産を形成しようと思えば、ある程度のリスクを覚悟しなければなりません。

しかし時間をかけてじっくりと資産運用することで、例えば株価の値下がりリスクなどを回避することができます。私達は投資のプロではありませんので、大きなリスクを取って勝負をかけることは現実的ではありませんが、投資に時間をかけることは可能です。

おわりに…

世の中お金が全てではない…といいますが、お金さえあれば、ほとんどの問題が解決することも、また事実です。

END

 

参考

人事部長オススメの新社会人が取るべき検定資格TOP4
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新社会人が検定資格を狙うべき理由

世の中を賢く生きてゆくためにはお金と法律の知識は必須です。また仕事で成果をあげるためには、会社が利益を生み出す仕組みを理解するがあります。さらに今のご時世は営業だろうが事務だろうが、ITを使いこなせない人は仕事のスタートラインにすら立つことはできません。

そこで「資格を取りましょう!」と言いたいところですが、筆者は新社会人には難関国家資格はオススメしません。新入社員は本業で覚えなければならないことがたくさんあるので受験勉強の時間を捻出するのが大変な上に、年一回の試験日に急な仕事が入ってその年の受験そのものをキャンセルしなければならなくなるリスクが高いからです。

「じゃあどうすればいいの?」という人のために、筆者は検定資格を勧めています。検定資格であれば年に2~3回受験できますし、1~2ヶ月くらいの学習期間で短期合格も充分アリなので達成感もあります。

ここでは上場準備企業の現役人事部長であり、自身も20種類以上の検定資格を取得してきた筆者が、今後のキャリアアップのために新入社員が絶対に取得しておきたい4つの検定資格をご紹介します。

人事部長オススメの新社会人が狙うべき検定資格TOP4!

フィナンシャル・プランニング技能士3級

税金、金利、年金、保険など、社会を生きてゆく上で必須であるお金に関する知識を網羅的に学ぶことができます。自己責任の時代においては老後資金の形成に投資は不可欠ですが、運用リスク回避のポイントは若い頃から長期運用することです。またお金の基礎知識さえあればうっかりリボルビング払いをしてカード破産してしまうリスクも回避できます。

ビジネス実務法務検定3級

世の中は売り手と買い手、使用者と労働者など、他人同士の利害関係で成り立っているといっても過言ではありません。そして利害関係にはコンフリクトがつきものですが、それを解決するためのルールこそ法律なのです。そして法律は「知っている者に味方する」とも言われます。法律の基本を知ることで詐欺やハラスメントから身を守ることができます。

日商簿記検定3級

企業の経営活動は全て財務諸表に集約されます、つまり簿記の知識さえあれば会社がどのような仕組みで運営されているのか知ることができ、営業職であろうと事務職であろうと会社から評価されやすい仕事をすることができるようになります。さらに簿記の知識があると株式投資や家計管理にも応用でき、堅実に資産形成することができます。

ITパスポート試験

今やIT知識はビジネスに必須であり、IT知識の有無がハイパフォーマーと情弱ワープアの分かれ道となることは間違いありません。ITパスポート試験はパソコンに限らず、ネットワークや情報セキュリティなどの仕組みもしっかり学ぶことができますので、業務システムの運用だけでなく、ネット副業を始める時も役立つこと間違いありません。

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