業務改善で人材不足を乗り切る

リーダーが身に付けておきたい5つの対人スキル


リーダーに対人コミュニケーション能力が不可欠な理由

 

円陣を組む社員達

部下の仕事を通じて成果をあげる

管理職の仕事とは部下の仕事を通じて自分の目標を達成することです。一方で現代は価値観が多様化し、個人の権利意識が高くなりましたので、昭和時代のようにトップダウン一辺倒ではチームは機能しません。

部下にしっかりと動機付けを行い、モチベーションを高め、チームの生産性を上げるために、現代のリーダーには高いレベルの対人コミュニケーション能力が求められるのです。

 

上級管理職や他部署と折衝する

管理職の仕事は自部署のルーチンを確立し、部下にルーチンを教育し、イレギュラーの発生に迅速に対処することです。そしてイレギュラーの多くはルーチン外であることが多いため、上級管理職や他部署の所属長との折衝や協議が必要です。

よって部下に対するコミュニケーションとはまた異なるタイプの対人コミュニケーション能力が必要とされますが、役員や他部署との調整能力の高いリーダーというものは同僚から一目置かれ、チーム内での求心力も強くなります。

 

部下を育てて自分の分身をつくる

リーダーの重要な仕事のひとつが人材育成です。なぜ企業が組織でもって事業活動を行うのか?それは人材育成を行い、後進に自社の理念やナレッジを伝承することによって、永続的に事業活動を行ってゆけるからです。

よって人材育成とは部署や職種を問わず、リーダーにとっては重要な仕事のひとつになりますが、人材育成の良し悪しもまたリーダーの対人コミュニケーション能力によって大きく左右されるものです。

 

 

 

リーダーが学んでおきたい5つの対人コミュニケーション能力

ファシリテーション

どのようなスキルか?

ファシリテーションとは、ダイアローグ(対話)のプロセスを工夫することで、多数決によらず、参加者全員が納得できるような合意形成を目指すテクニックです。

ダイアローグに先立ち話合いのグランドルール(基本ルール)とゴールを設け、「場づくり」「発散と傾聴」「収束と構造化」「合意形成」の4つのステップを経ることで生産的にアウトカムを導き出します。

話し合いをファシリテート(促進)する人をファシリテーター、話し合いが空中戦(堂々巡り)にならないように、議事をホワイトボードに可視化する人をグラフィッカーといいます。

 

どのような場面で有効か?

ファシリテーションは問題解決や課題設定などの会議の場で威力を発揮します。特に専門職の多い職場など、価値観が多様な人達との話し合いにおいて、全員が納得できるような合意形成を行うのに適しています。

 

どこで学ぶことができるか?

ファシリテーションのバイブルといえば「ザ・ファシリテーター」(森時彦著)、「ファシリテーション入門」(堀公俊著)が双璧です。また日本ファシリテーション協会(FAJ)の定例会に参加するとより一層学びを深めることができます。

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コーチング

どのようなスキルか?

コーチングとは「答えは本人の中にある」という前提で、コーチによる質問やフィードバックを通じて考える視点を変えたり、新たな気づきを与えることで相手の思考を促進させ、自ら目標や課題を導き出せるようにするテクニックです。

原則としてコーチが相手に対して「答え」を提示するのではなく、適切な問いかけとフィードバックを行うことで、相手が自ら「答え」に到達できるようにサポートします。本人にとっては一人で悶々を悩むよりも、コーチングを受けることで生産的に思考することができます。

 

どのような場面で有効か?

コーチングは部下の育成やクライアントのカウンセリングに効果的です。また現在は人材の価値観が多様化しており、かつてのような命令形式のリーダーシップでは部下は動きません。よってコーチングを活用して部下に動機付けを行い、自発的な参加を促すことができます。

 

どこで学ぶことができるか?

コーチングについては様々な団体がセミナーやトレーニングを行っており、代表的な組織というものはありません。ただし資格商法による被害も少なくありませんので、まずは実務書などを通して独学で学んでみてもよいでしょう。

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アサーション

どのようなスキルか?

アサーションとは自分と相手と双方の立場を尊重した上で、その場の状況に適切な表現でもって自己主張する、より良い人間関係を構築するためのテクニックです。

自己主張のタイプには、自己主張はハッキリするが相手を傷つけてしまう「攻撃型」と、相手を傷つけないが自己主張もできない「非主張型」がありますが、アサーションが目指すものは「相手を傷つずにしっかり自己主張する技術」です。

 

どのような場面で有効か?

アサーションは近い将来、職場や職種、役職などを問わずにあらゆるシーンで必須となるだろうスキルです。なぜならば個の時代においては「相手を察する」ことよりも「自分が主張する」ことが重視されるからです。

 

どこで学ぶことができるか?

NPO法人アサーティブジャパンはアサーションのトレーニングのみならず、対話を通じて多様な価値観を認め合う社会の実現をミッションとして活動している団体です。

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ディベート

どのようなスキルか?

ディベートとはあるテーマについて、肯定側と否定側に分かれ、第三者(ジャッジ)を説得すべく討論を行うことをいいます。議論(ディスカッション)との違いはテーマおよび意見の対立の有無です。

ディベートを学ぶことで論理的思考力(ロジカルシンキング)、批判的思考力(クリティカルシンキング)、多角的思考力(ラテラルシンキング)が身に付き、情報収集や分析能力も高められます。

 

どのような場面で有効か?

ディベートは議論に勝つというよりも、情報収集&分析、ロジックの構築、クリティカルかつラテラルな検証、そしてプレゼンといったディベートに至る一連のプロセスが、企画や提案において決裁権者を納得させ、承認を得る際に威力を発揮します。

 

どこで学ぶことができるか?

JDA日本ディベート協会はディベートの普及のために35年前に設立された団体で、東京および関西、四国・九州方面を中心に活動しています。学生向けの教室ディベート団体が多い中にあって、JDAは入会資格を社会人に限定しています(年会費2千円)。

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アンガーマネジメント

どのようなスキルか?

怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングであり、前述の4つのコミュニケーションスキルが相手に対するコミュニケーションスキルであるのに対し、アンガーマネジメントは自分の感情をコントロールすることで円滑な対人関係を構築する技術です。

アンガーマネジメントは「怒らない」ようになるトレーニングではなく、怒る時は上手に怒り、怒る必要のないことにまで怒らなくて済むようになるトレーニングです。

 

どのような場面で有効か?

ビジネスリーダーというものは日常的にストレスやプレッシャーに晒されているため、むしろ積極的に怒りの感情をコントロールしてゆく必要があります。部下を持つ立場になったら、まずアンガーマネジメントを学びましょう。

 

どこで学ぶことができるか?

日本アンガーマネジメント協会は東京を拠点に講座を開催したり企業研修を実施したりしています。また代表理事の安藤俊介氏によるアンガーマネジメント関連の書籍も多数出版されています。尚、同協会はアメリカのナショナルアンガーマネジメント協会の日本支部です。

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