英語を学ぶ

英検 vs TOEIC 勉強するならどっち?


資格の概要

 

試験会場

名称と実施団体

英検
英検は「実用英語技能検定」といって、公益財団法人 日本英語検定協会が実施する、英語の技能検定の公的資格です。
 
TOEIC
TOEIC(トーイック)は、「Test of English for International Communication(国際コミュニケーションのための英語テスト)」の略で、ビジネス英語能力の検定試験のことです。
ETSという米国の教育機関が主催しており、世界60か国で実施されています。日本ではIIBC(財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)が試験運営を行っています。
 

 

試験に合格すると

英検
英検は難易度の高い順から1級~5級までランク分けされており、試験に合格することで資格を得ることができます。また資格は生涯有効です。
 
TOEIC
TOEICは合格か不合格かではなく、0~990点のスコア形式で受験時の英語力が証明されます。よって定期的に受験する必要があります。

 

 

資格の人気度は?

英検とTOEICの2017年度の国内受験者数は以下のとおりでした。

英検とTOEIC受験者数(2017)

英検は約360万人が受験し、そのうちおよそ9割が小学生~大学生で社会人はわずか1割でした。
TOEICは受験者数こそ英検の70%程度ですが、半数が社会人の受験者です。社会人の受験者数を比較すると、TOEICの方が圧倒的に多いです。

 

 

 

合格までの道のり

 

受験勉強する女性

試験科目

英検
英検はリーディング(読む)、リスニング(聴く)、ライティング(書く)、スピーキング(話す)の4つの英語力を測定します。(3級以上)
試験は一次試験(読む、聞く、書く)と二次試験(話す)の2日間に分けて実施されます。

 

TOEIC
TOEICはリーディング(読む)とリスニング(聴く)の2つの英語力の試験で、1回の受験で終了します。
TOEICでは、ライティング(書く)とスピーキング(話す)能力を測定する「TOEIC S&W」という試験が別にあって、必要な人だけ受験するシステムになっています

 

 

試験日程

英検

2019年の英検の試験日程は、一次試験が1/27、6/2、10/7、二次試験が3/3、6/30、11/3になります。

 

TOEIC

2019年のTOEICの試験日程は1/13、3/10、4/14、5/26、6/23、7/28、9/29、10/27、11/24、12/15です。

英検は年間3回ですが、TOEICは2月と8月を除いてほぼ毎月開催されています。(※1)受験地によっては、全日程が開催されない会場もあるので、事前に事務局へ確認してください。

 

 

受験会場 

英検もTOEICも日本全国で受験可能ですが、受験会場数は、英検の220会場に対し、TOEICは主要都市の80会場に限られています。

 

 

受験費用

英検
検定料(税込)
1級 9,500円
準1級 7,600円
2級 6,500円
準2級 5,900円
3級 4,900円
4級 3,600円
5級 3,000円

 

TOEIC
受験料(税込)
通常料金 5,725円
割引料金(※2) 5,092円
(※2)前回の受験から1年後の同月に再受験する場合で、インターネットからの申し込み限定となります

 

 

合格基準

英検(一次試験)
合格点 満点
1級 2028 2550
準1級 1792 2250
2級 1520 1950
準2級 1322 1800
3級 1103 1650
1級~2級までは概ね満点の80%以上の得点、準2級が75%以上、3級が70%以上の得点が合格ラインです

 

英検(二次試験)
合格点 満点
1級 602 850
準1級 512 750
2級 460 650
準2級 406 600
3級 353 550

 

 

TOEIC

TOEICの満点は990点ですが、受験時の英語力をスコア判定するシステムなので、合格点は存在しません。

 

 

 

試験の難易度

 

試験結果を見て青ざめる男性

英語レベルの比較

英検とTOEICの公式な比較はありませんが、感覚的にはだいたいこれくらいだと思います。

<英検> <TOEIC> <英語レベル>
1級 900点 英語が堪能なレベル
準1級 800点 英語ができるレベル
2級 700点 会話は苦手だが、日常的な読み書きはほぼできる
準2級 600点 カタコトで日常的なコミュニケーションが図れる
3級 500点 簡単な挨拶程度ならできる

 

 

試験の特徴

英検

英検はとにかく広範なボキャブラリーが要求されます。新聞にたとえていうなら、TOEICが経済欄の単語さえ押さえておけばよいのに対し、英検では政治、社会、文化、科学、スポーツなど、出題範囲が非常に広いです。

英検準一級から難易度がグッと上がりますので、ここを超えられるか否かで、身に付く英語力のレベルも大きく変わります。

 

TOEIC

TOEICは英語を処理するスピードが要求されます。リスニング問題の読み上げスピードの速さもさることながら、受験ビギナーはリーディング問題で、試験時間内に最後の設問までたどりつくことが難しいです。

文章のボリュームが多いうえに、表やグラフまで読み込まなければなりませんので、試験時間内に全問解答するためには、日本語の新聞をハイペースで読み飛ばすくらいの英文読解力が求められます。

TOEICでは800点ラインがひとつの壁になっています。800点を超えるとTOEIC上級者と言えるでしょう。

英検もTOEICも、リーディングに比べてリスニングの方が、易しい単語が使われる傾向があります

 

 

 

試験の攻略法

 

単語帳

ボキャブラリーの強化

英検もTOEICもまずボキャブラリーを強化しましょう。

ボキャブラリーとは単語だけではなく、熟語やイディオム、そして前置詞(at in for on)の活用バリエーションも含めて、予想問題集の9割近くを辞書なしで読解できるようにしておくことです。

大方の意味さえつかむことができれば、文法の知識が多少怪しくてもほとんどの設問は正答できます。

ただし英検とTOEICでは、同じ単語でも全く異なる意味で使われることが多いので、2つの試験でひとつの単語集を使いまわすことは避けた方がよいと思います。

Account=説明する(英検)⇔ 銀行口座(TOEIC)

 

 

試験の傾向に合わせて対策する

英検
極論すると英検は「知っているか」「知らないか」が全てです。よって最初に試験問題を見た時点で、得点できるかできないかがハッキリわかる試験です。そして得点のカギはやはりボキャブラリーの豊富さです。
それと英検のリーディング問題は、時事問題のウエイトが高いことも特徴です。
日ごろから日本語のニュースもよく読んで、それを英語で表現する時に、どのような言い回しを使うのかチェックしておくと受験対策としてカンペキです。
 
TOEIC
TOEICの場合は、英検ほど難しい単語やフレーズは出題されませんが、リスニング問題にクセのある話し方をするスピーカーが登場したり、膨大な量の英文を短時間で読み込んでゆかねばなりません。
よって英字新聞や副教材よりも、TOEIC専用教材でもって試験形式に慣れておく必要があります。

 

 

 

結局どっち?

 

外国人と握手する男性

結論を申し上げると、英語学習の王道は英検ですが、ビジネスパースンにとってコスパが良いのがTOEICということになります。

英検は試験勉強を通じて、読む、書く、聴く、話すの4つのスキルを鍛えることができて、なおかつ試験の出題トピックが広範囲に日常生活に密着した内容であるために、学習後はさまざまなシーンで英語を活用できます。

また試験スタイルがオーソドックスなので、TOEICのような試験攻略のためのトレーニングをする必要がありません。

よって学習時間のある方は、英検でもって英語力を磨いてゆくことが望ましいと思います。

 

一方でビジネスユースに限定して考えると、TOEICの方が時間的にも費用的にもコスパが高いでしょう。

特に海外のクライアントに対し、メールや文書でのやりとりを中心に仕事をしている方にとっては、とりあえず読み書きと、ビジネス関係のボキャブラリーさえあれば充分という方は多いのではないでしょうか?

またほぼ毎月試験が実施されていて、しかも1回で完了することは、多忙なビジネスパースンにはありがたいですね。

END

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