自己紹介

さすらいの人事マン
私は某商社の人事部門で働いているアラフィフのオッサンです。
もともと新卒でリテール業界の販売職としてキャリアをスタートしましたが、30歳の時に一念発起して管理畑にキャリアチェンジし、経理部門なども経験しつつ、概ね20年間にわたって人事の仕事に携わっています。
ちなみに私は転職歴が多いです。
20代は流通小売業界、30代は建設業界、そして40代には医療業界で働き、ここ数年は倉庫会社や商社など、雑多な業界を転々として、通算で6回以上もの転職を繰り返しており、さしずめ“さすらいの人事マン”といったところでしょうか。
転職歴が多い奴はダメ人材か?
私が新卒だった頃は、「転職の多い人=ダメ人材」といった偏見が強かったように思えます。
転職する人はどこへ勤めても長続きせず、あちこちへ転職を繰り返し、どんどん転落してゆくだけだ・・・といったネガティブなイメージがありました。
しかし最近では自分のキャリアを磨くために積極的に転職したり、もし運悪く相性の悪い会社に入ってしまったら、躊躇なく見切りをつけてさっさと再転職したりするような人が増えてきたように感じます。
個人的にはこれは非常によい傾向だと思います。
かくいう私については、20代後半で販売課長を拝命して以来、様々な職場を渡り歩きながら経理課長や総務課長などの中間管理職のポジションを歴任して幅広い実務経験を積むことができました。
そして現在はIPO準備企業で人事部長を務めさせて頂いております。
就活上手に共通する内定必勝パターン

学歴だけが全てじゃない
私は地方のFラン大学を一留して卒業した落ちこぼれで、これといった難関資格を持っているわけでもなく、また学生時代の部活動において、優れたリーダーとして、チームを優勝に導いた経験などもなく、いわゆるハイスペックな人材とは無縁の人間です。
そんな私ですが、ありがたいことに25年間のキャリアのうち6回以上もの転職を繰り返し、うち20年以上を管理職としてお仕事をさせて頂いてきました。
さらにアラフィフになった今でも、時々いくつかの会社からお誘いを受けることがありますが、なぜこんなオッサンでも未だに引き合いがあるのか知りたくありませんか?
就活が上手くゆく人に共通する思考パターン
実は長年、採用業務に携わってきて感じたのですが、新卒や中途に関わらず、採用されやすい人にはある共通点があります。
そしてそれゆえに、採用される人はどの会社に応募しても採用され、一方で採用されない人はどこの会社を受けても不採用になってしまうというように、両極化してしまう傾向があるようです。
では採用されやすい人の特徴とはいったい何でしょうか?
巷の就活攻略サイトでは、「面接官の好感度がアップする身だしなみ」とか、「こんな質問にはこう答えろ!」などといった想定問答集などが溢れかえっていますが、採用の本質とはそんな枝葉末節の話ではありません。
これまで千人以上の採用に関わってきた経験から申し上げると、採用されやすい人の大きな特徴とは、求人側のニーズと求職者のアビリティ(知識、経験、スキル、意欲を含む仕事の能力)がマッチングしている、という点に尽きると思います。
就活の“あたりまえ”を理解していない人が多い
「そんなこと当たり前だろ?」と思われるかもしれませんが、実際の面接の場では、その当たり前のことがわかっていないと思われるような応募者が意外と多いです。
皆さんも面接を受けた時に「デスクワークが好きなので事務の仕事に就きたいです。」とか、「やる気だけは人一倍ありますのでよろしくお願いします。」などと面接官に言ってしまった経験はあるのではないでしょうか?
前者は新卒採用そして後者は中途採用の面接で散見されるケースですが、もし私が面接官であれば、残念ながらこういった応募者は不採用となります。
なぜならば応募者の好きな仕事と会社の人材ニーズはなんら関係ありませんし、また「やる気」はあって当然ですから、そこをアピールされても面接官はその人材を評価しようがないからです。
採用のメカニズムを知ると就活は上手くゆく

自分の好きなことだけではお給料はもらえない
そもそも我々の暮らす資本主義社会においては、まず消費者のニーズがあって、そのニーズを満たすような商品やサービスを提供することで、その報酬として代金を頂く・・・というシステムになっています。
これは就職も同じで、皆さんが会社の人材ニーズにマッチした労働サービスを提供することで、その対価として賃金(お給料)がもらえるのです。
特に就活生の皆さんにお伝えしたいのですが、進学の延長線上に就職があるワケではありません。
もし自分の好きなことを仕事にしたいのであれば、そういったニーズのある会社をリサーチし、そのニーズに対してあなたがどういった労働サービスを提供できるかアピールしなければなりません。
これまで経験してきた進学のための受験と就活とでは、ゲームのルールも仕組みも全く異なるのだ、ということは知っておいて欲しいと思います。
就活に必要なのはマーケティング思考
即戦力採用が一般的な中途採用においては、さらにその傾向が顕著になります。
実務経験ゼロの新卒採用の場合は「ポテンシャル採用」といって、本当に仕事ができるかどうかは判らないが、就活生の態度や学業成績そして学生時代に取り組んだ活動などから、その人の潜在的な成長可能性を推測して採否を決定します。
一方ですでに実務経験のある中途採用の就活については、もはや「セールス・プロモーション」であるといっても過言ではありません。
ゆえに採用側は応募者の実務経験、保有資格、これまでの実績等が自社の人材ニーズに適合しているかどうかを徹底的に査定します。
その意味では中途採用の応募書類は自分という商品のカタログであり、面接はその商品を売り込むための商談の場なのです。
本日のまとめ

採用されやすい人は、自分という商品の特性をよく理解し、その特性を必要としている会社をリサーチし、自分を採用するメリットを具体的かつ明確にプレゼンできるといった、まるでマーケティングのようなスキルに長けているという特徴があります。
ましてやこれからは「ジョブ型雇用」の時代ですので、旧来の「協調性がある」とか、「職場の和を大切にする」などといった客観的な査定が難しい要素よりも、具体的な専門知識やスキルをもった人材の方が、引き合いが大きくなることは間違いありません。
よって新卒の方はまず入社3年以内になにかひとつでいいから得意な仕事を確立すること、そして中途の方はこれまでのキャリアの棚卸しを行い、成功事例をつなぎ合わせて自分の強みを洗い出してみることをオススメします。
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