人事部長が教える就活マル秘テクニック

書類選考で受かる応募書類の書き方(中途採用編)


採用担当者の心象が良くなる応募書類の書きかた

応募書類で損をしている人は意外に多い

これまで数え切れない人数の採用を行なってきましたが、筆者の感覚では書類選考を通過して、面接に進むことのできる応募者は2割に満たないのではないかと思います。

もちろん職種や業界によって合格の割合は変わってきますが、応募書類が少しだけイマイチなために、面接に進む前に不採用となってしまう人は結構多いものです。

例えばA4の封筒にB5サイズの履歴書が入っているとか、些細なことではありますが、応募者が殺到するような求人の場合には、こういったちょっとした詰めの甘さが、採否の分かれ道になってしまうことは少なくありません。

違和感のない鉄板の応募フォーマットとは?

当たり前のことですが、書類選考を通過しなければ面接に進めませんので、応募書類は細心の注意を払って作成すべきです。

誤字脱字はもちろんのこと、言葉の使い方を間違っていないか、Googleで「○○ 意味」などと検索して、きちっと作り込んでゆく必要があります。

応募書類の鉄板フォーマットは、履歴書と職務経歴書をそれぞれA4サイズに簡潔明瞭に1枚ずつまとめたものです。

応募書類の情報量が少ないと書類選考は受かりづらいですが、逆に多すぎると何がポイントなのかわかりづらく、結局は採用担当者にスルーされてしまいます。

採用担当者は応募書類のどこを見ているか?

自社の人材ニーズと一致しているか?

なぜ企業が中途採用を行うのか?というと、特定のライセンスやノウハウをもった有能な人材を、新卒から時間とお金をかけて育成するよりも、手っ取り早くなおかつ確実に調達できるからです。

ゆえに中途採用の求人は、新卒採用の場合と違って、求める人材の要件がかなり具体的であり、会社側の人材ニーズとマッチしなければ検討すらされません。

よって応募者は履歴書や職務経歴書を作成する前に、求人条件と自身のキャリアが噛み合っているかどうか、しっかりと確認しておく必要があります。

転職歴にストーリーがあるか?

転職歴の多い人材には大きく2パターンあります。

ひとつは転職を重ねることで特定分野でのスキルを磨いてきた人、そしてもうひとつはどこへいっても仕事が勤まらずに、短期間で職場を転々としてきたジョブホッパーと呼ばれる人です。

採用担当者はジョブホッパーを採用しないように、転職歴にストーリーがあるか?つまり転職の履歴に一環した動機があるかどうか、職務経歴書から読み取ろうとします。

例えば、一流の料理人を目指していろんなホテルやレストランで修行してきた人、もしくはプロ経営者になるために、営業、企画、管理などの幅広い部門を経験してきた人などですが、みなさんの転職にはストーリーがありますか?

退職の要因が自社に転職することで解消されるのか?

多くの人は、やりたい仕事を経験させてもらえない、能力に見合った処遇を得られない、もしくは残業が多すぎてプライベートな時間を確保できないなど、現在の職場になんらかの不満があり、その会社ではそれらを解消できないと判断した時に転職を考えるようです。

退職に至る動機は人それぞれですが、もしその要因が自社に転職しても解消されないようなものだったとしたらどうでしょうか?

せっかく高いコストを払って即戦力人材を採用しても、その人材が早期離職してしまうと結局は元の木阿弥になってしまいます。

しかし実際には、書類選考の時点では明確な退職理由がわからないケースが多いため、採用担当者は勘と経験を働かせて、応募書類の行間からホンネを読み取ろうとします。

応募者のキャリア・アンカーと会社の期待が一致しているか?

キャリア・アンカーとは、その人が働く上でもっとも大事にしている価値観のことであり、例えば仕事を通じて社会の役に立ちたい、若いうちに出世したい、もしくは仕事と同じくらいに家族と過ごす時間も大事にしたい・・・などといったものです。

人間の価値観というものは簡単には変わりませんので、応募者のキャリア・アンカーと会社の期待していることが合致していないと、やはり早期離職を招く恐れがあります。

ゆえに採用担当者は、応募者の志望動機や、これまでの転職理由などから、その人のキャリア・アンカーはいったいなんなのか、探ろうとします。

本日のまとめ

ジョブ型雇用の時代は自分の強みをハッキリとアピールする

かつては良さそうな人(=従順そうな人)であればとりあえず採用し、いろんな部署をたらい回しにしながら、そのうち適当な部署に落ち着かせるといった人事が主流でした。

しかし今は仕事のポジションに見合ったライセンスや専門スキルを有する人材を、ピンポイントで採用するジョブ型雇用の時代になりつつあります。

ゆえにこれからの転職活動においては、企業の人材ニーズに対して、いかに自分のスキルがマッチしているか、また他の応募者に比べて、自分を採用した方が企業にとってどれだけメリットがあるか、ということを明確にアピールしてゆく必要があります。

ミスマッチ防止のためにも希望は明確にしておく

企業経営戦略においては、「やるべきこと」と「やらないこと」を明確にする・・・というのがセオリーです。

これは「選択と集中」といって、貴重な経営リソース(ヒト、モノ、カネ)を自社にとって有望な市場に集中的に投入することで、最大限の成果を狙ってゆこうという戦略ですが、それはそのまま転職活動にも当てはまります。

無理に採用条件に納得できない会社もしくは社風の合わない会社に入社しても、結局は長続きせずに辞めてしまいますので、最初から苦手な職場は避けることが転職成功の鉄則です。

そのためには自分のキャリア・アンカーと前職を退職しようと思った理由をきちんと認識しておき、応募書類には転職によって実現したいことなどを明確に記載しておいた方が、かえって採用側の方で自社に合う人材かそうでない人材か選別してくれます。

合わない会社であれば、最初から不採用にしてもらった方が、入社後にミスマッチが判明して「こんなはずでは・・・」などと悩むこともなくなるでしょう。

魅せる履歴書を意識した転職ストーリーづくりを

バブル時代には企業の寿命は60年と言われており、「会社に骨を埋める」などという言い方もありましたが、最近の倒産企業の平均的な業歴は20年です。

つまり大学を卒業して65歳まで働くとしたら40年以上もありますから、人によっては社会人デビューからリタイアするまで2回以上の転職を経験する可能性があるともいえます。

ゆえに特に若い方については、転職に備えて魅せる履歴書および職務経歴書づくりを意識して、在職中に資格を取得したり、専門的なスキルを磨いたりして、ストーリー性のあるキャリアづくりを目指してゆきましょう。

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