ブラック企業に負けない方法

脱会社人間のススメ(職場ストレス脱出法)


職場ストレスの多い日本のサラリーマン

 

ストレスを抱える男性社員

日本に限らず職場にはストレスがつきものです。そして職場ストレスを上手に解消できないとメンタルヘルスを損ない、仕事の生産性を低下させるだけではなく、精神疾患を招いて職を失ったり、家庭が崩壊したりと深刻な問題を引き起こします。

厚生労働省の「労働安全衛生調査(2017年)」によると、日本の全労働者の58.3%が日常的に強いストレスを感じていると回答しています。その原因については以下の内訳となっています。

<強いストレスの要因>
1位 仕事の量や質(62.6%)
2位 仕事の失敗や責任の発生(34.8%)
3位 ハラスメントなどの対人関係(30.6%)
4位 昇進や配転などの役割や地位の変化(23.1%)
<強いストレスを感じている労働者の内訳>
1.男女別
・男性(55.3%)
・女性(62.6%)

2.年代別
1位 40代(61.8%)
2位 50代(60.5%)
3位 30代(58.9%)
4位 20代(58.5%)

3.雇用形態別
1位 正社員(62.1%)
2位 派遣労働者(55.4%)
3位 契約社員(51.7%)
4位 パートタイマー(40.7%)

 

 

 

職場ストレスを解消しずらい日本の職場事情

 

ブラック企業に酷使される男性社員

ストレスと上手く付き合うには、きちんとストレスを解消し、ストレスを溜め込まないようにすることが大切です。しかし日本の職場環境では、ストレスの解消が難しい特有の事情もあります。これらについて、ライターの個人的な経験を交えながら解説したいと思います。

 

長時間労働

私は20代を流通小売業界で過ごしました。前半が地場のコンビニエンスストア本部で、後半は国内最大手の総合スーパーでしたが、流通小売業界は以前から労働時間が長いことで知られています。

コンビニ本部時代はフランチャイズ加盟店の経営サポートを行う運営部に在籍していましたが、毎朝8時前には出社し、担当店舗を巡回して18時頃に帰社し、それから加盟店の依頼に対応したり、会議や報告書を作成したりして、退勤は午前零時というケースがザラでした。

スーパー時代は、勤務先の会社が北海道に進出したばかりで人員が充足していなかったという事情もありますが、朝7時には店舗に出社して生鮮部門の応援に入った後、日中は本社の会議に出たり、商品部と打ち合わせしたりし、夕方に店舗に戻って21時に閉店作業を行うという毎日でした。

札幌の店舗(第一号店)を任された時は、月に2日くらいしか休めていなかったと記憶していますが、これではストレスが溜まる一方で、解消する時間がありません。

 

 

転勤族&単身赴任

スーパー時代は転勤が非常に多かったです。入社3年目から不採算店のテコ入れを担当するようになりましたが、3か月くらいで営業成績が上がってこないと、本社から「檄」が飛んできますので、とにかく必死で働きました。

その甲斐あって2度ほど全社トップの販売記録を達成できたのですが、それが裏目(?)に出て、今度は半年から1年くらいで不採算店を「ハシゴ」するようになってしまいました。このスーパーには5年半在籍しましたが、その間の転勤回数はなんと6回です。

当時は妻(現在は離婚)を伴って転勤していましたが、子供が生まれると身内や地域のサポートが必要ですから、どうしても単身赴任せざるを得ません。実際にその20年後に単身赴任を経験することになりますが、やはり家族と会えない生活は寂しいものでした。

お子さんのいらっしゃる方であれば共感して頂けると思いますが、どれほど職場で嫌なことがあっても、帰宅した時に我が子が笑顔で出迎えてくれると、疲れなど一瞬で吹き飛ぶものです。

 

 

会社人間

厚生労働省の「労働安全衛生調査(2017年)」によると、ストレスについて相談できる相手がいると回答した人は91.8%ですが、相談相手は職場の上司や同僚が77.1%となっています。またこの中には企業が実施する「ストレスチェック」を介しての相談も含まれます。

私の20代は職場と自宅を往復するだけの味気ない毎日でしたが、たまに気分転換のために仕事帰りに飲みに行っていました。

しかし基本的には上司や同僚と職場の近くで一杯…というパターンでしたので、結局は飲んでいても職場の話ばかりです。相手によっては話題を慎重に選ぶ必要がありますし気も遣います。もし上司のお説教が始まったりでもしたら、かえってストレスを増幅させて帰宅することになります。

 

 

 

生活環境を変えてメンタルヘルスを守る

 

転職を考える女性社員

中小企業に転職して職場環境を変える

このように20代の私は典型的な日本のサラリーマンだった訳ですが、30歳になった時に、人生をリセットするために思い切って転職し、故郷の札幌市を離れて十勝地方へ移住しました。地元の老舗企業にお世話になることになり、販売畑から管理畑へキャリアチェンジしての再出発です。

30歳を過ぎてからの遅い再スタートではありましたが、十勝の企業は残業の少ないところが多かったので、プライベートの時間を活用してイチから簿記や労働法の勉強をすることにしました。

また私はもともとヘビースモーカーだったのですが、勉強の効率を上げるためにキッパリ禁煙し、生活リズムも早朝型に切り替えて、毎朝5時~7時の2時間を資格試験の学習時間に充てることにしました。

20代の頃に比べるとかえって多忙になりましたが、仕事とプライベートのメリハリがついたことで、身体の気怠さが消えて体調が良くなり、思考が前向きになったような気がしたものです。

 

 

結婚して家庭を持ち小さなコミュニティを作る

十勝へ移住して一年くらい経った頃に娘が生まれました。

十勝は札幌と比べると育児サービスが充実しているとは言えませんが、不便であるがゆえに自分達で工夫して不足しているものを補おうとしますので、かえって家族と濃密な時間を過ごすことができました。

そしてこれまでは夫婦2人の生活でしたが、新たなメンバーが1名増えたことで、家庭が小さなコミュニティに変わりました。

初めての育児ということもあって、娘の世話にだいぶ時間を取られることになりましたが、「仕事や勉強はいつでもできるが、この子の成長に付き合えるのは今しかない」と考え、むしろ積極的に育児を楽しみました。

これは転勤に振り回されることが無くなったために生活環境が落ち着き、自分の人生を長いスパンで考えることができるようになったためと思います。

 

 

マイホームを購入して地域社会に根をおろす

十勝移住4年目に、ひょんなことから中古の小さなマイホームを購入することになりました。

マイホームを構えるということは、その地域に根を下ろすという対外的な意思表示でもあります。よって町内会に加入することになりましたが、この地区は高齢者が多かったので、転入早々に厚生部長の役を引き受けることになってしまいました。

この町内会は、近隣では最も活動が活発な組織として知られており、私も新年会、野遊会、運動会、花火大会、秋祭り等々、しょっちゅう駆り出されたものですが、むしろ家族ぐるみで積極的に町内活動に参加することで、地域の一員として認めてもらえたような気がします。

 

 

 

職場が人生の全てではない

娘が幼稚園に通うようになると、幼稚園のPTA役員も引き受けることになり、また職場の加盟している業界団体の幹事などの公職も回ってきました。狭い地域ということもありましたが、週末に家族で買い物に出かけると、たいては2~3人の知り合いと出くわしたものです。

これを煩わしいと思うか、心地よく感じるかは人それぞれかもしれませんが、少なくとも私にとっては、ひとつの職場の中でしか生きてゆけない…という20代の頃に感じていた閉塞感や疎外感はすっかり消え失せました。

仕事を通じて自分を高め、自分を高めることで地域社会に貢献し、地域社会で暮らしやすくなることで家庭も円満になります。これは家庭と職場と地域が「三方良し」でつながるということですが、職場が人生の全てでなくなることで、職場ストレスを大幅に減らせることは間違いありません。

END


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