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10.懲戒・表彰

勤務不良の従業員への正しい対処

2025年4月22日

感情まかせに叱責するのはリスクが高い

AI生成画像です

勤務不良の従業員の対処に頭を痛める経営者は多いですが、安易に叱責する前に、その原因が従業員の教育不足なのか、処遇に対する不満なのか、本人の価値観によるものなのか、慎重な見極めが必要です。

教育不足や不満であれば事後的なフォローが可能ですが、価値観の相違はなかなか厄介です。だからといって不適切な行為を放置することは、他の従業員に良からぬ影響を及ぼすため、信賞必罰は徹底しましょう。

なお懲戒を行うには、就業規則に懲戒事項を明記し、事前に職場に周知しておく必要があります。その場の感情に任せた言動は、思わぬトラブルに発展することも少なくありませんので、人事の専門家にご相談ください。

余談ですが、表彰は感謝と期待を込めて情熱的に、懲戒は職場のモラル維持のために必要なのだと本人に前置きした上で、粛々と行うのがポイントです。また懲戒処分を行ったら、適宜挽回のチャンスも提供しましょう。


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  • この記事を書いた人

山口光博

RWC合同会社/社労士事務所代表。社会保険労務士、日商販売士1級、建設業経理士1級ほか。コンビニ店長やスーパーの販売課長を経て、三十路で人事畑に転身。事業再生法人や上場準備企業で人事制度の再建に携わった後に起業。

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