パソコンやLANの仕組み知っていますか?
今やパソコンは誰でも使えてあたりまえ…という時代になりました。
一方でパソコンの仕組みと社内LAN(ローカルエリアネットワーク)についてきちんと理解している人は意外と少ないものです。
そこでこのトピックでは個人がパソコンを購入し、インターネット接続を開始する手順も含めて、パソコンやネットワークの仕組みについて解説します。
パソコンの構造
CPU
CPU(シーピーユー)はコンピューターシステムの制御やデータの演算処理を行う装置で、パソコンの頭脳にあたる非常に重要なパーツです。
有名なメーカーとしては、インテルやAMD、またスマホ用CPUとして知られるスナップドラゴンを製造しているクアルコムなどがあります。
キャッシュメモリ
CPUが処理するデータを呼び出したり、頻繁に使うデータをCPUの近くに一時保管しておいたりするための装置で、たとえるなら自分の机の上みたいなものだと思って下さい。
机のスペースが広い(メモリが大きい)ければ、一度に大量の仕事を同時進行で処理できます。
SSD・HDD
パソコン本体に内蔵されているデータの記憶装置で、かつてはHDD(ハードディスクドライブ)が主流でしたが、現在はSSD(エスエスディ)を標準装備したパソコンが増えています。
SSDはHDDに比べて起動が速く、静粛性に優れ、衝撃に強いという特徴があります。
USBメモリ・SDカード
USB(ユーエスビー)メモリやSD(エスディ)カードはパソコンの外付け記憶装置で、非常に小型ながら8~128GBもの容量があります。
なお記憶媒体が小型化したことで、企業の情報漏洩リスクが大きくなりました。
そのため個人所有のUSBメモリやSDカードを職場に持ち込むことを禁止している企業も多いようです。
ファイルサーバー
社内の共有データは、ファイルサーバーと呼ばれる大型のデータ記憶装置に保管しておくことが一般的です。
ファイルサーバーは熱に弱く、乾燥による静電気や結露により、内部の回路がショートする恐れがあるため、サーバー室を設けて一年を通して適切に空調管理を行っています。
クラウドストレージ
自社にファイルサーバーを設置せずに、データセンターと呼ばれる外部業者のファイルサーバーをレンタルして、自社のデータを保管、管理してもらうサービスです。
自社でサーバー室を構築したり、サーバーのメンテナンスや、経年劣化によるサーバーの更新コストがかからないというメリットがあります。
パソコン購入からインターネットの利用まで
STEP1 OSの選定
個人がパソコンを購入してインターネットに接続するまでのプロセスを解説します。
まずパソコンを購入する際にOS(オペレーティングシステム)を選びますが、現在はマイクロソフトのウインドウズOS、アップルのマックOS、グーグルのクロームOSが主流です。
・日本国内ではウインドウズOSが広く普及していますので、いろいろな人とファイルのやりとりをするのであればウインドウズOSがオススメです。
・グラフィック処理に優れたOSがマックOSです。マックOSはウインドウズともファイルの互換性がある上に、非常に高性能ですので根強いファンが多いです。
・クロームOSはグーグルの機能を利用することに特化したOSですが、グーグルもオフィスソフトが充実しており、メンテナンスフリーで動作が速いという特徴があります。
STEP2 オフィスソフトの購入
ウインドウズOSを選択した場合、もし表計算や文書作成を行うのであれば、オフィスソフトを購入してインストールする必要があります。
一般的にはエクセル、ワード、パワーポイントの3つがあれば充分ですが、いかんせんマイクロソフトのオフィスソフトは3万円以上と高価です。
そこでキングソフト社のオフィスソフトをオススメします。
キングソフト社も表計算、文書作成、プレゼンテーションソフトを揃えていますが、エクセルやワードと互換性がある…というよりほとんどコピーなので、機能的に全く不自由しません。それにも関わらず価格は本家のわずか1/10のなので非常にお買い得です。
STEP3 セキュリティソフトの購入
コンピューターウイルスや不正アクセス、ハッキングを防ぐためのセキュリティソフトを購入してインストールしましょう。
たいていは標準でお試し版がインストールされていて、もし気に入ったらインターネットを開通した後にオンライン上で完全版を購入することができます。
老舗メーカーとしてはマカフィーやノートンなどが有名ですが、先ほどのキングソフト社もセキュリティソフトをリリースしており、一度購入すると以後の更新料が無料なのでオススメです。
STEP4 通信プロバイダの契約
インターネットに接続するためには、まずインターネットプロバイダ(通信業者)と契約しなければならず、利用方法に応じて適切なプロバイダを選ぶことになります。
NTTの光回線を契約し、室内にWiFiルーターを設置して、パソコンやスマホをWiFi接続する方法が一般的です。
ただし光回線を引くためには工事が必要で、工事の費用や開通までに日数がかかること、また賃貸物件の場合は建物の構造上、工事ができないケースもあります。
そんな場合はWiMAXの利用をオススメします。
WiMAXであれは工事不要で、モバイルルーター型であればどこでも持ち運び可能です。2019年の最新機種であれば光回線より通信速度が速いので、自宅使用はもとよりノマドライクにパソコンを使いたい人にもピッタリでしょう。
STEP5 ブラウザの選択とメールの開通
ブラウザとはインターネットの検索ホームページのようなもので、インターネットエクスプローラー、ファイヤーフォックス、ヤフー、グーグルクロームなどがあります。
中でもグーグルクロームは動作スピードが速く、メンテナンスフリーでセキュリティにも優れているのでオススメです。尚、ブラウザはいつでもパソコン画面上で変更できますので、複数のブラウザをいろいろ試してみてもよいでしょう。
ウェブサービスを利用してみよう
スケジューラー
グーグルクロームであればグーグルカレンダー機能がついていて、スマホやタブレットとデータを同期できるので非常に便利です。自宅のパソコンで入力したスケジュールを、外出先でスマホで修正することも可能です。
フォトアルバム
スマホで撮影した写真をグーグルフォトに同期するように設定しておくと、適切なサイズに画像データを圧縮し、グーグルフォトにアップロードしてくれます。
容量は圧縮されますが、無制限に写真データを保存できますし、アルバムの閲覧を許可することで家族や友人と思い出の写真を共有することもできます。
ブックマーク
頻繁に閲覧するニュースやホームページなどは、ブックマーク機能を使うことで、検索画面の上段(ブックマークバー)などに常に見出しを表示しておくことができます。毎日チェックするようなコンテンツがあれば、ブックマークしておきましょう。
SNS(ソーシャルネットワークサービス)
ツイッター、フェースブック、インスタグラムなど、それぞれメリットとデメリットがあるので、自分の目的に応じて使い分けるとよいでしょう。最近は日本でも、ビジネス上の人脈づくりに特化したリンクトインのユーザーが増えつつあるようです。
クラウドストレージ
ストレージとはデータ保管フォルダのことで、グーグルドライブ、ドロップボックス、ワンドライブ、エヴァノートなどがあります。
どれも10~15GBの無料利用できる容量がありますが、有料プランを申し込むことで、手軽に大容量のストレージを利用することができます。
システムネットワークのしくみ
イントラネット(社内LAN)
社内で構築した情報ネットワークのことをイントラネットといい、一般的には社内LAN(ローカルエリアネットワーク)と呼ぶことが多いです。
イントラネットに対し、社外へ接続するネットワークがいわゆるインターネットです。
サーバークライアントシステム
社内LANはシステムサーバーとよばれる中央管理装置があり、システムサーバーを介して社内の各パソコン同士がメールやファイルなどをやりとりしています。
このシステム形式をサーバー・クライアント方式といい、多くの企業の社内LANはこの形式で構築されています。
ファイヤーウォール
インターネット上はコンピューターウイルスやハッカーなどの脅威にさらされているため、社内LANはファイヤーウォールと呼ばれるセキュリティシステムでガードされています。
プロキシサーバー
社内のパソコンが直接外部にアクセスするとウイルス感染やハッカー侵入のリスクが非常に高くなります。また直接外部に接続できるパソコンの台数が多いと、セキュリティ管理も大変です。
そこでプロキシサーバーを設置し、インターネットにアクセスする際は、かならずプロキシサーバーを通すようにすることで、セキュリティ効率を高めるようにしているのです。
ONU(オーエヌユー)
光回線を利用している場合、光ケーブルで送受信するデータ形式と、社内LANやパソコン内部でやりとりされるデータ形式が異なるため、ONUを使ってデータ変換を行います。
VPN
VPN(バーチャルプライベートネットワーク)とは、本社と支店間など、同一企業内の各営業拠点を結んだネットワークをいいます。
物理的には公衆インターネット回線を使用しますが、システム的に部外者アクセス禁止にするのでVPN(仮想の私的ネットワーク)と呼ばれています。
IT知識はビジネスに必須
現在はあらゆる産業や業種でITが導入されており、今やIT抜きにビジネスは成立しないといっても過言でありません。
また営業職であれ、事務職であれ必ず何らかの形でパソコンやネットワーク知識を求められる場面が出てきますので、最低限の仕組みは理解しておきましょう。
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参考
人事部長オススメの新社会人が取るべき検定資格TOP4
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新社会人が検定資格を狙うべき理由
世の中を賢く生きてゆくためにはお金と法律の知識は必須です。また仕事で成果をあげるためには、会社が利益を生み出す仕組みを理解するがあります。さらに今のご時世は営業だろうが事務だろうが、ITを使いこなせない人は仕事のスタートラインにすら立つことはできません。
そこで「資格を取りましょう!」と言いたいところですが、筆者は新社会人には難関国家資格はオススメしません。新入社員は本業で覚えなければならないことがたくさんあるので受験勉強の時間を捻出するのが大変な上に、年一回の試験日に急な仕事が入ってその年の受験そのものをキャンセルしなければならなくなるリスクが高いからです。
「じゃあどうすればいいの?」という人のために、筆者は検定資格を勧めています。検定資格であれば年に2~3回受験できますし、1~2ヶ月くらいの学習期間で短期合格も充分アリなので達成感もあります。
ここでは上場準備企業の現役人事部長であり、自身も20種類以上の検定資格を取得してきた筆者が、今後のキャリアアップのために新入社員が絶対に取得しておきたい4つの検定資格をご紹介します。
人事部長オススメの新社会人が狙うべき検定資格TOP4!
フィナンシャル・プランニング技能士3級
税金、金利、年金、保険など、社会を生きてゆく上で必須であるお金に関する知識を網羅的に学ぶことができます。自己責任の時代においては老後資金の形成に投資は不可欠ですが、運用リスク回避のポイントは若い頃から長期運用することです。またお金の基礎知識さえあればうっかりリボルビング払いをしてカード破産してしまうリスクも回避できます。
ビジネス実務法務検定3級
世の中は売り手と買い手、使用者と労働者など、他人同士の利害関係で成り立っているといっても過言ではありません。そして利害関係にはコンフリクトがつきものですが、それを解決するためのルールこそ法律なのです。そして法律は「知っている者に味方する」とも言われます。法律の基本を知ることで詐欺やハラスメントから身を守ることができます。
日商簿記検定3級
企業の経営活動は全て財務諸表に集約されます、つまり簿記の知識さえあれば会社がどのような仕組みで運営されているのか知ることができ、営業職であろうと事務職であろうと会社から評価されやすい仕事をすることができるようになります。さらに簿記の知識があると株式投資や家計管理にも応用でき、堅実に資産形成することができます。
ITパスポート試験
今やIT知識はビジネスに必須であり、IT知識の有無がハイパフォーマーと情弱ワープアの分かれ道となることは間違いありません。ITパスポート試験はパソコンに限らず、ネットワークや情報セキュリティなどの仕組みもしっかり学ぶことができますので、業務システムの運用だけでなく、ネット副業を始める時も役立つこと間違いありません。
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